以前 病院にカットをしに行っていたときのことです
行く日を決めてその日に合わせて希望者の施術をするわけなんですが 限られた時間でたくさんの施術をしなければならないので サロンワークのように親身になることができず まさにこなす仕事でした
後ろから見ると女性でも男性に見えてしまうほどのカットをしなければならないことが多々あるのです
特養ではどうしてもこうなってしまうというカットです
言葉をうまく発すれない女性が あまり切りたくないとジェスチャーで求められたとき 介護士さんから洗髪するときのことがあるから短くしてください!と指示がありました その方の お顔を見ながら笑顔で 少し短めにしますねとお声掛けしながら手加減しながら短髪にするわけです。
正直言って 私は幸せな気持ちになれないわけです
仕方がないことを承知して仕事しておりました 同じ髪を切るという仕事でありながら サロンワークとはまったく正反対の気持ちで割り切って臨まなければいけないわけです。
髪が精神的に与える影響って大きいですよね
周りからも 髪型 髪質 髪色で大きくその人の印象を決めることになる
アルツハイマーの女性に 美容師さんが毎日 髪を綺麗にセットしてあげたとき 症状がどんどん良くなっていくことがあると聞きます。
私たちは大事な仕事をしてると思ってるわけです。